在宅ホスピスの研究と普及を目指す
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Interview②

プロフェッショナルの足取り

当グループでは、様々な経歴を持ったスタッフがプロフェッショナルとして活躍しています。センター長を務める2名に、ここで働くやりがいや、看護への思いについて話を聞きました。

緩和ケアのプロとして、質の高いケアを提供する

ファミリー・ホスピス 本郷台ハウス センター長 がん性疼痛看護認定看護師
城島 真理子

私がホスピス住宅の使命と考えているのは、超高齢社会を迎えるなかで、病院に代わる看取りの担い手となることです。現在でも、積極的な治療ができなくなって病院にいられなくなり、厳しい状態で自宅に帰らなければならない方は少なくありません。

以前、人工呼吸器と種々のカテーテル・中心静脈カテーテルや昇圧剤が必要で、MRSAも出ているという状態で即時退院を迫られ、困り果てたご家族が紹介を受けて私たちのところに来られました。よく話を聞いてみると、全ての治療を止め自宅で看取ってほしいという希望を、ご本人・ご家族ともに持っていました。医療的なケアが必要な方の場合、24時間自宅で家族が看るのは難しく、またこうした希望を叶えることができるのかわからずに、つらい思いをされていたのです。

自宅で療養する場合ほぼ全て家族が担わなければならない医療的なケアや介護を、プロがサポートすることによって、「病院にはいられない、けれど自宅で看取るのも難しい」そんな方が安心して最期を過ごせる場所を提供しています。

私がスタッフに求めているものは「質」です。特にアセスメントの質が重要です。どんな症状・問題であっても、何が原因で起きているのかを明らかにしなければ対策はできません。例えば、「お風呂の介助をしようと思ったら、背中の痛みを訴えたので入れなかった」と報告するだけでは不十分です。なぜ背中が痛いのか、がんの進行のためなのか、それとも設備が問題か…。がんによる痛みなら、がんが体の中で何を起こしているのかをしっかりアセスメントして、それに対して適切なケアを行うのが専門性のあるアプローチと考え、実践しています。ここは総合病院と異なり、緩和ケアを志すスタッフが集まっているので、みんなが同じ方向を向いて質を高められます。それが、やりがいにつながっています。

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